日本早稲田大学・吉田文教授 外国語学部で講演会

文章来源:外国語学院发布时间:2019-11-12浏览次数:371

2019年11月5日午後、日本教育社会学会会長、早稲田大学の吉田文教授をお招きして、東南大学(九龍湖キャンパス)外国語学部において、「日本の社会と教育―大学生の生活を通じて―」をテーマとする講演会を開催しました。本講演は主に日本の大学生の生活及び教育市場への参与の在り方を紹介することをメインにしました。大学二年生と一部の四年生、日本語専攻の教員が本講演に参加しました。

吉田文教授は、東京大学大学院教育学研究科博士課程修了し、放送教育開発センター助教授、カリフォルニア大学バークレイ校高等教育研究センター客員研究員、メディア教育開発センター教授でした。これまで、日本中央教育審議会委員、日本学術会議連携委員などを歴任しました。2008年よりは、早稲田大学教育•総合科学学術院教授、大学総合研究センター副所長、日本教育社会学会会長を務めています。吉田文教授の研究方向は教育社会学、高等教育学です。現在は、専門教育主体の高等教育システムをもつ諸国が教養教育の導入を始めていることに焦点をあてて、それらの諸国での高等教育システムの変容に関心を当てて研究しています。近年の主な著書に、『航行をはじめた専門職大学院』(共著、2010年、東信堂)、『大学と教養教育―戦後日本における模索(独著、2013年、東信堂)』等があります。

 講演中、吉田文教授は日本の大学生はどのようにして高校生から大学生になり、どのような大学生活を送り、そして、どのようにして労働市場に参入して「社会人」になるのでしょうか、という3つの疑問の回答を求めました。本講演は、日本の平均的な大学生の生活をたどるなかで、日本社会における高校から大学への移行、大学から労働市場への移行に関し、数量的なデータを示しつつ、その構造的特徴を考察しました。

講演後、吉田文教授と二年生との日本と中国社会の異同について白熱した議論が行われました。今回の講演会は日本語専攻の教員と学生のために斬新な研究視点を提供することができ、より進歩的な学術的な雰囲気も作りました。


(文、訳、図/楊曈)