日本早稲田大学・吉田文教授 オンライン集中講義

文章来源:外国語学院发布时间:2020-09-02浏览次数:438

2020年7月13日から7月22日まで、日本教育社会学会会長、早稲田大学の吉田文教授をお招きして、外国語学部のインターナショナル・サマースクールプログラムのオンライン集中講義を行いました。本講義は「日本の教育と社会を見る——若者文化と日中比較を通じて」をテーマとし、主に日本の小、中、高校、大学を含む教育制度及び教育市場への参与の在り方を紹介することをメインにしました。大学三年生の全員と、日本語専攻教員の楊曈先生が本講義に参加しました。

吉田文教授は、東京大学大学院教育学研究科博士課程修了し、放送教育開発センター助教授、カリフォルニア大学バークレイ校高等教育研究センター客員研究員、メディア教育開発センター教授でした。これまで、日本中央教育審議会委員、日本学術会議連携委員などを歴任しました。2008年よりは、早稲田大学教育•総合科学学術院教授、大学総合研究センター副所長、日本教育社会学会会長を務めています。吉田文教授の研究方向は教育社会学、高等教育学です。

本授業は、日本の社会と教育の特質について、中国社会との比較も含み、幅広く知ることを目的とします。具体的には、日本に誕生した日本人が、家族生活、学校教育・部活文化を経て、就職して労働市場に出るまでを6つのテーマとして設定し、各テーマについての基本的な社会制度と、その社会制度のもとで生きる人々の生活実態を、文献の購読や動画の視聴による講義から学び、そのテーマについての学生間のディスカッションを行うことで理解を深めました。グループディスカッションは、毎日の授業をテーマにして、中日の共通点や相違点についての考えを話して、自分の疑問点を話し合い発表しました。主講師の吉田文先生の講義に加え、3人の特別講師が講義の補助とディスカッションのファシリテーターを担当しました。

今年はコロナの影響で、初めてオンラインで集中講義を行うことを試みました。ビデオを通しながらも、三年生の皆様は授業の内容について多様な質問を出しており、日本の教育制度について白熱した議論が行われました。授業中、33人の学生は8つのグループを分けて、吉田文教授のご指導の下で、特定の課題をめぐって資料を収集し、議論の後で順番に発表しました。日本語によるコミュニケーション能力だけでなく、自ら課題を探求し、国際比較の視点で物事を分析する能力も向上できました。この授業を通じて、日本語専攻の教員と学生のために斬新な研究視点を獲得することができ、より進歩的な学術的な雰囲気を作りました。授業の最後に、吉田文教授と3人の特別講師は、学生たちが将来の勉強や、キャリア計画を上手く実現できるように励まし、8日間の集中講義を円満に終了しました。


文:程姝桐、楊曈

訳:楊曈

図:万智明